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 京都府八幡市社会福祉協議会職員のケアマネジャーが介護サービス利用者116人の印鑑を無断でつくり、介護の計画をつくる際、本人や家族の許可なく押していたことがわかった。調査した市への取材でわかった。市は聞き取り調査を終え、ケアマネ4人が不正を認めた。複数のケアマネが「印鑑をもらい忘れた場合、手間を省き、再訪問せずに勝手に押していた」と説明しているという。

 市と京都府は7日、社協に立ち入り調査をした。ケアマネの机から見つかった利用者の印鑑は139人分(145本)で、なかには61人分(64本)を持っていたケアマネもいた。116人分(121本)は本人や家族に無断でつくられており、うち95人分(99本)は実際に不正使用されたことを確認したという。

 介護保険法に基づく省令では、ケアマネが少なくとも月1回、利用者と面接することを規定。ケアプランをつくる際、利用者に計画書を示して同意を得ることも定めている。同意した証しとして書類に押印してもらうか、署名してもらうことになる。

 厚生労働省振興課や市高齢介護課によると、無断でつくった印鑑を押した場合、同意を得たり面接したりしたとは認められず、同法の趣旨に反するおそれがある。市は今後、社協への勧告などを検討する。

 無断で印鑑をつくられていた利…

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