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 昨年5月に亡くなった直木賞作家、古川薫さんも入院中にめでたバラが、下関市の安岡病院で見頃を迎えた。多彩に香る100種以上のバラが入院患者や近隣住民らを癒やしている。

 斎藤妙子副理事長によると、患者に安らぎを感じてもらおうと20年以上前から植え始めた。「バラの回廊」のような趣を楽しめる場所もある。本館の建て替えと新館の増改築が今年2月に終わり、広くなった中庭にも新たに植えた。窓ガラス越しに病棟の内部からも眺められる。

 古川さんは最晩年をこの病院で過ごし、車いすで回りながら、咲き誇る花々を楽しんだという。16日には福祉施設の利用者や保育園児らも訪れ、和やかなひとときを過ごした。一般観覧可。問い合わせは病院事務局(083・258・3711)へ。(貞松慎二郎