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 新潟県妙高市では、5月の大型連休で2018~19年シーズンのスキー場の営業を終えた。年間延べ400万人を超えるスキー・スノーボード客でにぎわう県観光の礎をつくったとされるのが、明治から昭和初期に活躍した実業家、星野錫(しゃく)(1855~1938)だ。しっかりした功績を残しながらも、地元でさえ知る人が少ない星野の足跡をたどった。

 妙高市の妙高高原地域は、日本に初めてスキーを伝えた旧オーストリア・ハンガリー帝国軍人のレルヒ少佐とゆかりがある。レルヒがスキー指導の仕上げとして冬の妙高山を選び、近くの兼俣山で旧日本軍将校と山スキーの予行演習をしたとの記録がある。

 池の平温泉で宿泊業を営み、レルヒを巡る歴史に詳しい中島秀治さん(74)は「星野はレルヒと個人的に交流を重ね、日本初のスキー場付き温泉ホテルをつくるなど妙高だけでなく、日本のスキー観光の基礎をつくった」と語る。

 そのホテル「加嶋屋」があった…

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