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東武ワールドスクウェア、広報の大塚愛子さん

 バブル景気から平成の時代にかけて各地で次々に誕生したテーマパーク。施設間の競争は激しく、消えていった施設も少なくない。根強い人気が続く栃木県日光市の「東武ワールドスクウェア」の魅力を企画・宣伝リーダーに聞いた。

建築文化を守り伝えるミニチュア

 ――パリのノートルダム大聖堂火災で世界が悲しみに包まれました

 大聖堂を含めて世界文化遺産の建造物など102の建物を25分の1スケールで再現しています。火災直後には多くの人たちが訪れ、ミニチュアに手を合わせて思い出を紡いでいました。

 園のテーマは「世界の遺跡と建築文化を守ろう、伝えよう」です。2001年の米国同時多発テロでワールド・トレード・センタービルが倒壊したり、16年の地震で熊本城が被害に遭ったりするなど、この30年足らずで起きた歴史を通して、あらためて世界建築博物館としての重要さを実感します。

 ――ミニチュアの利点、売りはありますか?

 実際に世界各地で実物の建物をご覧になった方が、園を訪れて「入り口は見てきたけれども天井にこんなステキな彫刻があったなんて気づかなかった」と驚き、感激したりしています。実物は大きく、天井にある彫刻の繊細なデザインまで見えづらい。全体像も把握するのが難しい。ここでは人の目の高さを考えて建物が設計され、全体像だけでなく、彫刻などもきめ細かく再現されています。

 ――入社の動機、社風は?

 中学で演劇部に入り、一度だけ地元の老人ホームで劇をしたときに、すごく喜んでくれました。その笑顔を見て人の役に立ちたいと思いました。高校で日本史にはまり、JR両毛線で自宅から通える国学院大栃木短大に進学しました。就活では力を試すため、人を案内するテーマパークに興味を持って受験しました。

 従業員は60人で、三分の二が女性。私も含め課長4人のうち女性は2人です。女性目線を大切にする会社で、意外に先進的な職場かもしれません。入社から4年間は園でのお客様の案内担当。入場者が多い土日だけですが、キャラクターのマイム役を1年間務めました。顔を見せず、手ぶり身ぶりだけで奮闘。おしゃべりご法度ですから。

■「現実伝える」 旅行先で…

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