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 名古屋市は、認可保育施設に入れなかった待機児童は6年連続でゼロだったと発表した。「待機児童ゼロ」は河村たかし市長の公約の一つで、政令指定都市で6年連続して待機児童がいなかったのは、ほかに京都市だけという。

 市によると、2011年と12年の市の待機児童数は全国最多だった。河村たかし市長は「誰もほめてくれませんけど、どえらいぎょうさん保育園を作り続けてきた。名古屋市民のみなさんによろんでいただいていると思う」と話した。

 今年4月1日時点の就学前児童は11万4533人で、前年を1372人下回った。一方、保育所などへの入所申込者数は4万8242人(1604人増)で過去最多だった。市は4月1日までに1972人分の入所枠を増やし、さらに来春までに1778人分増やす計画だ。

 一方、希望する保育施設に入れずに利用を保留するなどした「隠れ待機児童」は929人(前年比96人増)で、4年連続で増えた。市によると、6カ所申し込める保育所の希望を1カ所しか書かない人が464人と半数近くを占め、そのうち217人が育児休業を継続・延長したという。市の担当者は、育休を続けたい保護者が一定数いるとの見方を示した上で、「背景を分析し、保育所の整備を進めたい」としている。(堀川勝元)