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 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験のうち、受験者が多いと予想される二つの試験の概要が、相次いで公表された。申し込みが殺到して希望者が受験できなくなるなどの事態を避けるために工夫しているが、試験を行う地域などの詳細は、夏以降に持ち越された。(増谷文生)

 日本英語検定協会とベネッセコーポレーションは14日と16日にそれぞれ、「新型英検」と「大学入学共通テスト版GTEC(ジーテック)」の概要を発表した。共通テストでは計8種の民間試験が認定されているが、英検とGTECは高校生にとってなじみがあり、受験者が集中すると予想されている。そんななか、両試験は対照的な対策を打ち出した。

 英検協会は、全都道府県に独自の「テストセンター」を設置することを決めた。申込者が集中した際には、試験を1日に複数回実施したり、連日実施したりすることを目指すという。英検の「話す」試験は最近まで、面接担当者と対面して行うスタイルで続けてきたが、3タイプの新型英検のうち2タイプではコンピューター上で受験する「CBT方式」を導入する。この方式ならば、一定の英語力がある担当者を集める必要がなくなり、試験回数を増やしやすくなるという。

 ただ、試験会場の設置地域などの詳細はまだ決まっておらず、7月中旬ごろをめどに発表する。英検協会は発表が遅れていることについて「心よりおわびする」という異例のコメントを出した。

 一方、共通テスト版GTECは年4回の実施となった。やはりCBT方式で「話す」のテストを行うが、話した内容をタブレット端末に記録するため、そこからデータを抜き出して再び使える状態に戻すのに1カ月程度かかり、回数を増やせないという。その分、受験できる人は、20年度に共通テストを活用する予定の高校3年生と既卒者らに限定。受験回数も、2回までと制限する。

 試験会場は大学や民間施設のほか高校も使う予定だ。藤井雅徳大学・社会人事業本部長は「受験生の交通の利便性や経済的負担の軽減を第一に考え、希望が多ければ都市部でも高校を会場に使う」と述べた。高校に対する独自のニーズ調査を踏まえ、今秋に試験会場を置く地区を発表する。

■仕組み周知、遅れの…

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