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 政情不安が続く南米ベネズエラのマドゥロ政権と反政権派がノルウェー政府の仲介で交渉に向けて調整していることが16日、わかった。政権、反政権派側の双方が認めた。対立が激しくなった今年1月以降、両陣営による交渉に向けた動きが明らかになるのは初めて。ただ、双方の主張には隔たりがあり、交渉に入っても情勢の安定化につながるかは不透明だ。

 ベネズエラのメディア報道などによると、調整はノルウェー外務省の仲介で同国の首都オスロで続けられているという。マドゥロ大統領は15日、「情報大臣が国外で重要な仕事をしている」と話し、交渉のための調整に入ったことを示唆していた。

 一方、反政権派のリーダーで暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長は演説で16日、ノルウェーに代表を送ったことを認める一方、米軍の司令官と反政権側が20日に会談することも明らかにした。「不当な権力を止め、政権移行と自由な選挙を求める。独裁を終わらせるため、あらゆる選択肢がある」と強調した。(サンパウロ=岡田玄)