[PR]

 香川県さぬき市民病院(同市寒川町石田東)は8月から、お産の取り扱いを休止することを明らかにした。さぬき、東かがわ両市で唯一、対応してきたが、医師が足りなくなった。8月以降は、約10キロ西にある香川大学医学部付属病院(三木町池戸)が担う。

 市民病院によると、常勤の医師1人が3月に定年退職し、残る1人では対応が難しくなったため。新たな常勤医の採用は、見通しが立っていないという。

 出産予定日が7月15日までの人ならば他院からの紹介や里帰り出産を受け入れるが、翌16日以降の人はしない。妊婦検診などの外来診療は8月以降も受け付ける。2018年度に取り扱った出産は223件。

 県の統計では、18年の県内の出生数は6974人。県の担当者は「不便をかけるが、安心な出産ができる環境づくりを考えたい」。香川大病院によると、18年度の出産取り扱いは706件で、対応は可能という。(江湖良二)