いだてん時代の新聞社は?リリーさん「荒くれ者だらけ」
真野啓太
NHKは17日、大河ドラマ「いだてん」の新たなキャストを発表した。6月末から始まる第2部の主人公、田畑政治(阿部サダヲ)が入社する新聞社での上司の緒方竹虎をリリー・フランキーさんが、田畑の同僚、河野一郎を桐谷健太さんが演じる。
第2部は関東大震災後に田畑が朝日新聞社に入社するところから始まる。大正から昭和への改元や二・二六事件など、時代がダイナミックに動く中、田畑は政治記者と水泳指導者の二足のわらじをはいて、東京へのオリンピック招致を目指す。
撮影は当時の朝日新聞社を再現したセットで行われた。17日の記者会見で、校閲部の河野を演じる桐谷さんは「セットは全部木造で、熱気があふれて、たばこの煙がモクモクの中、みんなでわーってやっている雰囲気。当時はこんな感じだったんだって思いました」と語った。
「大正」の元号をスクープした特ダネ記者としても知られる緒方を演じたリリーさんは当時の新聞記者について、今の姿とは全く違った印象を受けたという。「今の時代の新聞社の方ってちゃんとした人というイメージですが、あの当時は荒くれ者の、山師な人たちが集まっているみたい」
新聞の紙面内容についても、「田畑がスポーツのエンターテインメントの要素を入れたことで、また新聞の質が変わっていった」と語った。
田畑について阿部さんは、「…