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 埼玉県坂戸市議会は17日、条例に基づき政治倫理審査会を設置した。平瀬敬久市議(52)=共産=が、一般質問のため市立小中5校の給食調理室を訪ねて労働環境を調査したのが、議員の信頼失墜行為にあたると市議7人が請求した。平瀬市議は「行政のチェックは議員の仕事で、問題の現場へ行くのは通常の議員活動」と反発している。

 審査会は市議8人で構成され、うち委員長ら5人は請求者。請求者の市議や平瀬市議らによると、平瀬市議は2~3月、5校で調理員から話を聞き、室温管理簿を閲覧するなどした。これをもとに市議会3月定例会で、室温50度で多湿にもなる環境が劣悪だとして、一般質問でエアコンや換気装置の配備を求めた。

 この訪問調査が市議会全員協議会で問題視された。平瀬市議は「学校側に迷惑をかけたのであれば」と謝罪したものの、党地区委員会の機関紙でも問題提起した。請求市議の一人は「校長や調理員の責任問題になりかねない行動で、反省がみられない」と取材に答えた。(西堀岳路)