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 欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英国のメイ政権と最大野党・労働党の協議が17日、決裂した。メイ首相は6月初めの英議会で離脱に関する採決を予定しているが、可決はさらに厳しくなった。メイ氏は採決後に自らの退任時期を示す見通しで、メイ政権下でのEU離脱の実現は絶望的な状況となった。

 労働党のコービン党首は17日、「重要な政策の違いを埋めることはできなかった」とする書簡をメイ氏に送った。政権の弱体化や、労働党が望むEU関税同盟への残留に閣僚が反対していることを挙げ、「仮に合意できても約束が守られるか信用できない」とした。

 メイ氏は16日、党首を務める与党・保守党で党首選を担当する党幹部と面会。離脱をめぐる6月1週目の英議会での採決の後、再び面会して、自らに代わる新たなリーダーを選ぶ党首選の日程を決めることで合意した。与党の党首選は事実上、次の首相を選ぶことを意味する。

 メイ氏は2018年12月、党内の投票で信任票が不信任票を上回り、党規約により1年間は党首の座が保証されている。ただ、離脱をめぐる混乱の責任を問う声が強まり、規約を変えてでも交代させる機運が高まっている。

 メイ政権がEUと合意した、離…

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