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 埼玉県寄居町の宗像神社秋季例大祭(11月、寄居秋祭り)で町内を練り歩く中町区の猩々(しょうじょう)山車が、幕末の1858(安政5)年の建造以来初となる解体大修復を終え、18日、地元の人たちに披露された。

 寄居の秋祭りでは山車7基がその優雅で勇壮な姿を競い合う。中町の山車は3層構造で、最上部に中国の酒好きな福の神「猩々人形」が真っ赤なお面をつけて立つ。人形を含めた高さは約8メートルある。文化庁が実施する昨年度の「文化芸術振興費補助金」の対象となったため、ほぼすべてを解体して修復した。補助金約940万円に町内の積立金約350万円を合わせた約1300万円がかかった。

 前輪、後輪を解体修理したほか、最下部高欄や人形を収める人形枠なども造り替えた。漆の塗り替えや金箔(きんぱく)の張り替えも行った。

 寄居町では茅町の山車も中町の前年度の補助金で修復している。(坂井俊彦)