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 京都大は、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)・特別教授が研究しているがんの免疫療法について、基礎から応用まで総合的に研究する「がん免疫総合研究センター」を設置することを決めた。こうした研究拠点の設置は国内で初めてだという。

 京大によると、センター長は本庶さんが務め、免疫の基礎的な仕組みの解明やがん治療薬の開発、患者に使えるようにする治験まで幅広い研究を担う5、6部門を設ける。当面は学内の組織として運営するが、5年間で専用の研究施設なども整備する計画。来年4月の発足に向けて、文部科学省に予算を要求する方針だ。

 本庶さんはがん治療薬「オプジーボ」の開発につながる研究で昨年のノーベル医学生理学賞を受賞した。これまでも、がん免疫研究の拠点の設置や若手研究者の支援を訴えていた。(野中良祐