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 幕末の思想家吉田松陰の肖像資料を紹介する特別展「松陰先生大集合!!――肖像が語る吉田松陰」が山口県萩市の松陰神社宝物殿至誠館で開かれている。今年が松陰没後160年になることから企画。12月2日まで、3期に分けて絵画や像など約50点を展示する。

 木や陶器、金属製などの像は計7点。萩市出身の彫刻家、長嶺武四郎(1904~84)の「吉田松陰立像・金子重之助座像」(1959年、高さ約72センチ)は、松陰と弟子の金子重之助が寄り添う銅像。下田沖のペリー艦隊を、密航を決意して見つめる松陰の引き締まった表情が印象的だ。同館によると、松陰の座像は多いが立像は珍しいという。

 西尾敏容学芸員は「松陰の像がこれだけそろった形で鑑賞できるのは珍しい。顔の表情などそれぞれの芸術家の描き方の違いをみてほしい」と話している。

 前期は7月22日まで、中期は7月23日~9月27日、後期は9月28日~12月2日。開館時間は午前9時~午後5時で年中無休。入館料は一般500円、中学・高校生250円、小学生100円。(林国広)