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 ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロ(東京)は、同社のコンピューターシステムに何者かが不正に侵入したと明らかにした。外部への情報流出は「現時点で確認されていない」と説明しているが、発覚のきっかけとなった米セキュリティー会社の調査では、対策ソフトのプログラムなど機密情報が盗まれた可能性を指摘している。

 セキュリティー会社「アドバンスト・インテリジェンス」が今月公表した調査結果によると、米国に拠点がある情報セキュリティー企業3社がロシア系とみられるハッカー集団のサイバー攻撃を受け、機密情報が盗まれたとしている。3社のうち1社が米国に現地法人を持つトレンド社だった。他の2社は判明していない。

 ハッカー集団は「Fxmsp」を名乗り、各国政府や企業から盗み取った情報を販売する狙いで、これまでに100万ドル近い利益を得ているとア社は指摘。Fxmspが今年3月、闇のインターネット掲示板を介して接触してきた相手に、ロシア語で「大手ウイルス対策企業3社から盗み取った情報を独占的に提供する」と持ちかけ、不正侵入の手口と合わせて「30万ドル以上で販売する」と提案したという。

 トレンド社は朝日新聞の取材に…

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