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 オーストラリアの総選挙(下院定数151)が18日に投開票され、2013年から政権を担う与党保守連合(自由党、国民党)が野党労働党を破り、政権を維持する見通しとなった。モリソン首相(51)が続投する。最大の貿易相手国・中国との関係改善など、政権は課題を抱えている。

 豪公共放送ABCによると、18日午後11時(日本時間午後10時)現在で、保守連合は改選前と同数の74人の当選が確実な状況だ。過半数の76議席を得られなくても、無所属議員の協力を得て政権を維持できる見通しになっている。一方、労働党は改選前の69議席に届くか微妙な状況で、ショーテン党首(52)が18日午後11時半すぎ、支持者を前に「我が党が政権を担えないのは明らかだ。モリソン氏に電話をして祝福した」と語り、敗北を認めた。

 保守連合は、政党支持率が労働党を下回り続けていた。不人気の一因は政争。13年からの政権下で首相の交代劇が2回あり、モリソン首相は昨年8月に就任したばかりだった。

 「逆風」のなか、与党は労働党への批判を繰り返した。同党が掲げた「温室効果ガスを30年までに05年比で45%減らす」公約や、がん治療の公的保険の適用、就学前教育の助成拡大などの目玉政策について「財源がない」と攻撃。不動産投資の優遇税制を初めての住宅購入者に限る、という労働党の公約も「不動産市場を冷え込ませる」と訴え、「労働党が政権を担うと危ないと有権者に思わせた」(マッコリー大のグレン・ケフォード上級講師)。

 モリソン氏は、財政の健全化や、2%台後半の安定成長が続いた経済など、現政権の実績も強調、最終盤で「今は変化の時ではない」と保守政権の堅実さを訴えて逆転に成功した。

 シドニーの投票所でも、自由党に投票したというケバブ店主のユセフ・アマリさん(39)は「経済はいい状態で、政権を変える必要はない。労働党政権になると、予算がかかりすぎると聞いた」と話した。

 とはいえ、モリソン政権には課…

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