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 第71回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟など主催、朝日新聞社など後援)は19日、埼玉県のさいたま市営大宮球場などで2回戦6試合があった。今春の選抜高校野球大会で準優勝した習志野(千葉1位)はこの日が初戦で、山村学園(埼玉3位)に2―13で七回コールド負けを喫した。公式戦で敗れるのは選抜の決勝以来。20日は専大松戸(千葉2位)が、桐光学園(神奈川2位)と対戦する。

習志野 山本・山内両投手

 習志野は投手陣が打ち崩され、課題を残した。先発投手、山本慶都君(3年)は三回、2死から四球と連打で先制され、なおも一、二塁に走者を背負った。

 「おれが試合をつくらなきゃ」。準優勝した春の選抜大会では登板する機会はなかったが、春の県大会ではマウンドに立ってきた。「夏に向けて場数を踏んでほしい」(小林徹監督)とこの日、エースの飯塚脩人君(3年)の代わりに、マウンドを託されていた。

 だが3球目。低めのチェンジアップで打ち取るつもりだったが、高く浮いた。打球は右翼手の頭を越え、2点を加えられる三塁打。マウンドを降りた。

 その後、選抜で3試合に先発した山内翔太君(2年)が救援した。四回、先頭から二塁打、三塁打を浴びた。続く3番打者には内角を狙った直球が甘く入り、左中間に本塁打を放たれた。この回、1死も取れず、3失点で降板した。

 四回途中からは杉山隆玄君(3年)が登板したが、流れを変えられなかった。投手陣は3人で8本の長打を含め計16被安打。毎回走者を背負う苦しい展開で、13点を奪われた。

 試合後、小林監督は「個の力がない分、チームが束になり、底上げしていく必要がある。リセットして夏は挑戦者として戦いたい」と語った。先発した山本君は「悔しい。弱さを克服したい」。救援した山内君は「どんな場面でも抑えるという役割を果たせるように練習したい」。総合力で勝ち抜くチームを目指し、レベルアップを誓った。(小木雄太)