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 今夏に行われる参院選の栃木選挙区(改選数1)で、立憲民主党から立候補を表明している元衆院議員政策秘書で新顔の加藤千穂氏(43)を軸に野党統一候補の擁立に向けた協議を加速させる見通しであることが19日わかった。同選挙区では、自民党現職の高橋克法氏(61)が2期目を目指しており、加藤氏でまとまれば事実上の与野党一騎打ちとなる。

 この日は宇都宮市内で市民団体「戦争法廃止と立憲主義の回復を求める栃木県民ネットワーク」が主催する野党の合同演説会があり、野党共闘へ協議をしている5党のうち、国民民主党を除く立憲民主、共産、社民、新社会の4党が出席した。加藤氏は「私たちは思いを同じくする仲間とともに、憲法改悪への道を止めなければならない」と述べた。

 共産党から立候補を表明している党県委員会書記長の小池一徳氏(58)は加藤氏と並んでマイクを握り、「全国の1人区で野党の統一候補が間もなく発表される。共産党も統一候補を勝利させるために全力で戦う」と述べた。同委員会は現時点では小池氏の立候補取り下げを否定しているが、与党に勝つためは統一候補が必要という認識では一致している。

 連合栃木は昨年12月、加藤氏の推薦を決めた。国民民主党県連も候補を擁立しないことを明言しており、本部の意思決定を待つ状況だ。加藤氏で一本化を図る各党の方針は、早ければ今週中にも公表される見込みとなっている。

 公明党県本部は自民党県連と選挙協力し、栃木選挙区では高橋氏を支持することを明らかにしている。(津布楽洋一)