選抜準Vの習志野が初戦敗退、山村学園に七回コールド
高校野球の春季関東地区大会は19日、さいたま市の市営大宮球場などであり、今春の選抜大会で準優勝した習志野(千葉)が初戦の2回戦で山村学園(埼玉)に2―13(七回コールド)で敗れた。習志野は春季県大会でも優勝しており、公式戦での敗戦は選抜決勝以来となった。
選抜では登板経験のなかった右腕の山本が先発したが、三回に4点を先行された。救援陣も流れを止められず、四回にも4点を奪われるなど中盤も失点を重ねた。140キロ台後半の速球を誇り、選抜準優勝の原動力となったエースの飯塚は登板しなかった。
選抜では全国屈指の好投手奥川を擁する星稜(石川)との2回戦から3試合連続の逆転勝ちで決勝まで進んだ。果敢な走塁を絡めたしぶとい攻めが持ち味だが、この日は埼玉3位の山村学園のエース左腕、和田らの前に5安打に終わった。
小林監督は「試合の入りで受けて立つと相手の勢いにのまれるよと言っていたが、その通りになった。非常に痛い目に遭ったことを、夏に向けての糧にしていかないといけない」と語った。
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