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 東日本大震災の教訓を伝える「震災伝承施設」の案内標識が20日、岩手県宮古市田老でお披露目された。「たろう観光ホテル」と「田老防潮堤」の標識で、津波と建物のピクトグラム(絵文字)があしらわれている。

 縦1・4メートル、横3・2メートルの標識は「道の駅たろう」近くの国道45号沿いに設置される。旅行者や外国人観光客らに伝承施設があることをわかりやすく伝えるのが目的で、他地域の伝承施設近くにも順次、標識が設置される予定。

 津波で被災したたろう観光ホテルは、津波遺構として保存整備され防災教育の施設として活用されている。防災ガイドを務める佐々木純子さん(56)は「震災が風化しつつある中、このような標識で震災伝承施設を訪れる人が増えてくれたら」と期待する。

 被災3県や国土交通省東北地方整備局などでつくる「震災伝承ネットワーク協議会」が今年3月、192件の「震災伝承施設」を決めた。うち、県内には70件の伝承施設がある。(緒方雄大)