[PR]

 文化庁が認定する日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に20日、金沢市の文化財10件が追加認定された。県内では2017年度の加賀市、18年度の小松市と輪島市に続いて4市目。

 新たに認定された「観田家住宅・主屋・西塀・西蔵」(金沢市金石西2丁目)は、市内に残る数寄屋造りの町家の中でも優れた意匠と空間を備えており、北前船で栄えた港町・金石の繁栄を現在に伝える貴重な遺構という。

 このほかの金沢市の構成文化財9件は「銭屋五兵衛家年々留附留帳(ぜにやごへえけねんねんどめつけたりとめちょう)」や専長寺の「松帆榭(しょうはんしゃ)」、本龍寺の「鐘楼(しょうろう)」など。北前船に関する追加認定は、今回、山形県や広島県などの4市2町でもあった。

 また、16年度に認定された「『珠玉(しゅぎょく)と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」には、小松市の「日用川の石垣」や「滝ケ原石の石材加工技術」など5件が構成文化財に追加された。(浅沼愛)