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 ブドウ産地の山梨県甲州市勝沼町で20日、市立勝沼中学の2年生80人が体験学習でブドウ栽培を手伝った。地場産業への理解を深めてもらおうと、半世紀余り続く伝統行事。生徒2~6人ずつが31軒の農家で作業をした。

 マスカット・ベーリーAを栽培する勝沼地区の萩原正さん(65)の畑では、女子生徒4人が房の間引きをした。当初はデラウェアを種なしブドウにするため、房を「ジベレリン液」に浸す作業をする予定だったが、雨の予報で変更した。

 新しく伸びた枝に房を1~2個だけ残すため、腕を上げっぱなしの作業。平井星来(せいら)さんは「若い私たちでも疲れるのに大変」。丸山奈緒さんは「こんな作業があるとは知らなかった」と驚いていた。

 ブドウ農家は6月下旬まで、収穫前の最も忙しい作業に追われる。萩原さんは「孫のような子どもたちに手伝ってもらい、とても助かります」と話していた。(河合博司)