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 日本酒やみそ、しょうゆなどの醸造物の出来栄えに感謝する「報醸祭(ほうじょうさい)」が20日、栃木県日光市の日光二荒山神社で行われた。県酒造組合関係者ら約20人が参列し、本殿そばにわき出る霊水を受け取った。

 同神社が祭る二荒山大神は醸造の祖神。境内の神苑(しんえん)からの清水「二荒霊泉」を使って仕込むとおいしい酒ができるという信仰がある。この日は、できあがった日本酒など醸造物を本殿に供え、「令和の時代にふさわしい質が良く、お客様が喜ぶ物ができました」と報告した。その後、中麿輝美宮司が霊水をひしゃくで小瓶に入れ、関係者に分け与えた。この霊水は、酒蔵の神棚に供えたり、原酒の割り水に活用したりするという。

 日本酒は、昨年から県農業試験場(宇都宮市)が独自開発した酒米の新品種「夢ささら」を使っており、県酒造組合の菊地正幸会長(57)は「来年はいよいよオリンピック。3年後には県内で国体が開催されます。おいしい酒を全国、そして世界へとアピールするチャンスです」と抱負を語った。(梶山天)