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 素人が無心に石を削る「五百羅漢を彫る会(羅漢の会)」が、埼玉県久喜市佐間の定福院で発足30年を迎えた。県内外の会員がこつこつと彫り上げた羅漢像は既に650体。好きなとき自由にノミが振るえる境内は仲間をつくり、自己と向き合う場になった。

 真言宗の定福院は、江戸時代は寺子屋で、明治以降は境内を小学校に貸していた。1986年に小学校の移転で土地が戻り、小学校教師でもあった先代住職の故・大谷弘雄さんが、友人の画家らと89年に始めたのが「羅漢彫り」だった。

 彫刻を教える人がいたわけではない。先代住職は「石をたたけば仏になる」と、自由に彫ることを勧めた。東京都練馬区から通う立石和代さん(69)は、その言葉を胸にいま、ビールジョッキを手にした像をつくる。36歳で交通事故死した知り合いの女性を思い石と向き合う。「お酒が好きだった彼女だから」

 埼玉県加須市の得能勝男さん(…

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