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 裁判員制度が始まってから10年を迎えた21日、和歌山地裁で制度の実績や変化などを話し合うシンポジウムがあった。裁判官、検察官、弁護士の法曹三者に加えて、裁判員経験者も参加し、それぞれの体験や思いを語った。

 裁判員裁判は、国民が刑事裁判に参加し、裁判や判決に国民の視点や感覚を反映させることを目的に始まった。和歌山弁護士会の久保博之弁護士は、捜査機関の調書よりも法廷での供述が重視されるようになったと指摘し、「被告人の権利を守る立場からみて成果だ」と話した。

 また、法曹三者はそれぞれ「裁判員にも分かりやすい説明を心がけている」と口をそろえた。和歌山地検の的場健検事は「冒頭陳述などは若手職員の前で試しに話し、分かりにくい点を指摘してもらう」。和歌山地裁の武田正裁判官は「法律用語を単に言い換えるだけでなく、法律がどういう意味かまで研究して説明している」と話した。

 裁判員を経験した40代の男性…

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