【動画】美容師のための音楽フェス 月曜開催の理由とは=西田堅一撮影
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 音楽フェスティバルに行きたいけど、土日は仕事で無理――。そんな美容師の願いに応えるフェスが、大阪で開かれた。関西の美容室の多くが休みになる月曜日に、美容室向け商品の専門商社が主催した。全てが初めてのチャレンジだったが、1400枚のチケットは完売。美容師たちの喜ぶ姿に「来年も開催を」と意欲をみせる。

 20日午後、大阪府豊中市の服部緑地野外音楽堂。時折雨が降るなか、手を突き上げたり、芝生に寝転がったり、思い思いに音楽を楽しむ観客の姿があった。正午に開幕した「ボブロックフェスティバル2019」だ。

 参加アーティストは5組。車のCMに楽曲が使われたSIRUP(シラップ)さん(32)は大阪出身。「月曜のイベント、最高ですね。これからも続いてほしい人」とステージから呼びかけると、多くの観客が手をあげた。午後5時半、トリを務めるChara(チャラ)さんが登場し、盛り上がりは最高潮に達した。

 大阪市にある美容室のオーナー土師(はぜ)孝介さん(42)は美容師仲間と参加した。「月曜のフェスが実現するとは思わなかった。本当にうれしい。天気の悪さなんて全然関係ない」と喜んだ。

 企画したのは、美容室にヘアカラー剤やシャンプーなどを卸すガモウ関西(本社・京都市)の亀井瞬さん(35)だ。音楽好きで、以前から取引先の美容師と「月曜にフェスがあったらいいのに」と話していた。全日本美容業生活衛生同業組合連合会によると、かつて過当競争防止のため、各地の組合が定休日を決めた。すでに無効になっているが、その名残で関西では今も月曜を休みにしている美容室が多いという。

 昨年6月の週末、亀井さんが長野県で開かれたフェスに行った映像をインスタグラムにあげたところ、仲の良い美容師が「今日はフェスの動画をいっぱい見て、うらやましかった」とコメントが入った。「行きたいけど諦めている」という思いをヒシヒシと感じ、動き始めた。

 8月、社長に相談した。会社に…

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