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 今月8日に自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕された静岡新聞社東部総局(静岡県沼津市)カメラマン、水島重慶容疑者(27)=同市市場町=について、県警は21日、事件直前に「あおり運転」行為をしていたとする暴行容疑で再逮捕し、発表した。県警によると、暴行罪を適用した「あおり運転」の検挙は県内で初めて。

 県警交通指導課などによると、水島容疑者は3月3日午後3時ごろ、同市大岡の国道414号で約700メートルにわたり、前を走っていた会社員の男性(54)が運転する軽乗用車との車間距離を著しく詰め、クラクションを鳴らすなどの暴行を加えた疑い。容疑を否認しているという。

 水島容疑者は直後に国道414号交差点を左折しようとした際、速度を出し過ぎて曲がりきれず、信号待ちの車3台に衝突して2人にけがをさせたとして今月8日に逮捕、釈放され任意で調べを受けていた。捜査関係者によると、水島容疑者が運転する社用車のドライブレコーダーは事件前後の記録が消えていたが、その後、復元することに成功したという。

 静岡新聞社は「報道機関に携わる社員が、あおり運転による暴行容疑で再逮捕されたという事実を真摯(しんし)に受け止めております。危険な目にあわれた運転者の方には心よりおわびを申し上げます」とコメントした。

 「あおり運転」をめぐっては、昨年1月に警察庁が全国の警察に対し、危険運転致死傷や暴行などの容疑の適用も視野に入れた摘発の強化を指示していた。