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 ブルーベリーを5月上旬から摘み取りできる観光農園を始めた夫婦が府中市にいる。60歳を過ぎて就農した松村岩男さん(66)と江身子さん(63)だ。冷暖房費を抑えて、年間を通した栽培が可能なビニールハウスも新築し、収穫時期を早めた。少しずつ増やしてきた苗が育つのを待ち、今月6日に開園した。

 南武線西府駅から6分ほど歩くと、住宅街の一角に緑色のパラソルが現れる。看板には「爺(じい)ヤンのブルーベリー畑」。ハウスの中に青い実をつけたブルーベリーの鉢が並ぶ。中には500円玉ほどの大粒のものもある。岩男さんが「甘いから食べてみて」と笑った。

 ブルーベリーの収穫は6月中旬から始まり、7~8月にピークを迎えるのが一般的だ。松村さん夫妻が挑戦した「養液栽培」は、土を使わず、タンクからパイプを通して一つ一つの鉢に養液を垂らす。量は機械で調整でき、収穫までの期間を縮められる。土に植えて栽培すると、雑草に栄養がとられないように除草作業が必要だが、松村さん夫妻は地表に防草シートを張って手間を省いた。

 岩男さんは元カメラマン。農業…

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