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 北海道苫小牧市が全国に先駆けて導入し、胆振東部地震では被災地にも派遣され、多くの人が利用した福祉トイレカー「とまレット」。その活用の場を広げようと、操作習熟のための説明会が同市役所で開かれ、約25人の市職員が操作方法を学んだ。

 説明会はオペレーション任務を担う職員の育成が目的で、福祉関係の職員だけでなく、災害対応にあたる危機管理室や、各種のイベントに関係する商工観光などの部署にも呼びかけて、17日に実施した。職員たちはリフトを操作して車いすの利用者を個室まで運ぶなどして操作方法を学び、確認し合った。

 「とまレット」は障害者や高齢者でも使いやすい設計が特徴。「イベント会場などのトイレ利用が不安」という障害者団体からの声をもとに、市が独自に開発し、2016年12月に導入した。2トントラックを改造したもので、リフトで車いすごと入ることができる。水を使わないバイオトイレ仕様で、バッテリーだけでも約8時間の利用が可能なため、災害の現場でも力を発揮できる。

 これまで市内の各種イベント会場で使われてきたほか、昨年9月に発生した胆振東部地震では厚真町に派遣された。24時間体制で、7日間で延べ200人が利用。車いすの人だけでなく、高齢者や妊産婦にも好評だった。(深沢博)