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 沖縄県は21日、今年の文化関係の春と秋の叙勲候補者2人を文化庁へ推薦するのを怠ったと発表した。文化庁への申請が、期限を過ぎていた。玉城デニー知事は「文化関係者の受章機会の喪失を招いたことを深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。

 文化庁によると、把握する限りで同様の事例は過去にないという。

 県文化観光スポーツ部によると、県は毎年、文化関係の春と秋の叙勲候補者を1人ずつ文化庁に推薦してきた。だが今年分の推薦は、期限(春は昨年8月8日、秋が今年2月8日)の後に候補者を決定して書類を提出し、文化庁に「受け付け不可」と断られた。候補者の選定や書類作成に時間がかかった上、推薦が期限後でもいいと担当者が考えていたためという。

 県は来年以降の叙勲に推薦することを検討する。過去の推薦者は、いずれも受章してきたという。会見した新垣健一部長は「組織で報告・連絡・相談が徹底されていなかった。叙勲制度の重要性に関する認識の甘さがあった」と謝罪した。(伊藤和行)