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 夏の参院選福島選挙区(改選数1)で、野党陣営の候補者が水野さちこ県議(57)に一本化されることが21日、決まった。党本部間での決定を受け、共産党は県委員会の野口徹郎書記長(43)の擁立を取りやめる。2016年に続き、与党候補と野党統一候補が激突する構図が固まった。

 自民党は現職の森雅子元少子化担当相(54)を公認。連立を組む公明党が推薦する。国民民主党を離党し、無所属で挑む水野氏を国民民主、立憲、社民各党が推薦、共産党は推薦せず支援する方向だ。原発問題や復興を争点にした全国注目の選挙区となる。

 野党各党はこれまでに、原発ゼロや消費増税中止など参院選で掲げる基本政策5項目で一致していた。野口氏の立候補取り下げに応じた共産党県委員会の町田和史委員長は取材に「安倍政権と対峙(たいじ)する大義ができ、気持ちよく共闘できる」と述べた。25日に郡山市である党講演会に水野氏や各党県連幹部を招き、共闘に向け気勢を上げる。

 与党側は警戒感を強める。16年は現職大臣が落選しており、自民党は福島を含めた東北各県を「激戦区」に指定、テコ入れを強める方針だ。自民党県連幹部は「自公政権かそうでないかという選挙になり、厳しくなった」と語った。(小泉浩樹、奥村輝)