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 県警は21日の県議会産業労働警察委員会で、車や原付きバイクを運転する際、運転に支障のある履物や衣服の着用を禁じた県道路交通法施行細則を一部改正し、衣服の規定を削除すると明らかにした。昨年9月、福井県の男性僧侶が僧衣で車を運転し、交通反則切符(青切符)を切られた問題を受け、検討を続けていた。

 県警によると、県道路交通法施行細則は1960年に定められた。「運転の妨げとなるような衣服はきものを着用して」自動車や原付きバイクを運転しないと定めており、県公安委員会は近く「衣服」の規定を削除する。

 県警は理由について「禁止の対象が県民にわかりづらい」「記録が確認できる2011年以降、県内でこの規定により検挙した事例がない」と説明している。

 福井県警は青切符を切られた男性僧侶について「違反事実が確認できなかった」として送致を見送り、同県の衣服に関する規定を削除。岡山県警によると、同様の規定は17日現在、岡山や愛知、滋賀など12県にある。(榧場勇太)