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 大津市で今月8日に散歩中だった保育園児ら16人が死傷する事故が発生、15日には千葉県市原市で公園に車が突っ込み、園児を守ろうとした保育士が負傷する事故も起きた。保育の現場では、交通ルールを守る以上にどんな対策が取り得るのか。自問と模索が続いている。

 「お手々は高く上げましょう。僕たち、私たちはここにいますよーって車さんにわかってもらおうね」。横断歩道で保育士が大きな声で呼びかけた。

 21日午後、大阪市福島区の認可外保育所「保育ランドおあふ」に通う1~6歳の園児12人が、保育士らスタッフ3人と徒歩約10分の公園に向かった。オフィス街に近いビルに入る施設には園庭がなく、天気が良ければ毎日のように近くの公園に子どもたちを連れて行く。

 車道沿いの歩道では点字ブロックの内側を歩く。自転車が来ないか保育士が頻繁に前後を確認。声をかけ合う。横断歩道で信号を待つ時は、柵などがあればその内側で待つ。公園で園児らが滑り台や砂場で遊びだすと、スタッフがこまめに子どもの人数を数えていた。

 「公園までの道には、自転車とすれ違ったり、車が横や前を通ったり、つまずいたり、危険がつきもの。じゃあ危険を取り除くために全部やめてしまう? そうじゃないはず」。大塚彩香園長(34)は事故翌日の9日、悩みつつも保育所のインスタグラムに思いを吐露した。「散歩の目的は体を動かすことだけじゃない。どんな所に危険があり、どうすれば回避できるか、しっかり教えたい。小学生になれば1人で歩く機会は増えるのだから」と説明する。

 園外活動についてはこれまでも「歩道では点字ブロックの内側を歩く」などとマニュアルにまとめていたが、大津市の事故を受け、大きな車道に面した道は極力避けることを決めた。この日も公園に行くまでに、普段通っていた歩道ではなく、別の公園の中を通った。大塚園長は「完璧な対策はないが、リスクを減らす方法を考え続けたい」と話す。

「事故起きる前に対処を」

 事故を受け大津市は9日、保育…

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