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 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国や東京都が期間中の交通渋滞対策として、首都高速道路の料金を日中に千円上乗せする案を検討していることがわかった。都などは今年7~8月、民間企業に協力を仰いで渋滞対策を試行する予定で、その結果を踏まえ、最終的な上乗せ額を決める。

 首都高は、選手や大会関係者の移動に使われる主要ルート。料金を時間帯によって変動させる「ロードプライシング」の導入について、中央環状線とその内側の区間で、物流関係のトラックなどをのぞく一般車に対し、300~1300円の通常料金(ETC利用の普通車)に500~3千円を上乗せする案を検討していた。関係者によると、21日、国や都、大会組織委員会など関係者の協議で、千円の上乗せを軸に詰めの検討をしていくことを確認したという。

 都や組織委はこれまで、時差出勤やテレワーク(在宅勤務)を企業に要請し、自主的な取り組みによる渋滞緩和を目指してきたが、不十分と判断。国などと値上げ幅とその効果を試算してきた。今夏、臨海部や新宿など16地区は交通量を20~30%抑制することを目標に、商品の納入時期をずらすなどの協力を求めるなどの渋滞対策を試行する。