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 22日午前、伊庭(いば)内湖沿いの公園「能登川水車とカヌーランド」(滋賀県東近江市伊庭町)を目指して車を走らせた。到着すると、直径13メートルの迫力がある巨大な水車がゆったりと回っていた。

 水車は、能登川地区のシンボル。かつては精米や製粉の動力として利用され、39基あったという。電気の普及で役目を終えると、次々に姿を消していった。一方で旧能登川町がふるさと創生事業の一環として1990年代前半に巨大水車をつくり、公園として整備した。昨年度は約4万3千人が訪れたという。

 公園を散策後、敷地内にある高床式で木造瓦ぶき平屋の水車資料館に立ち寄った。能登川水車の一覧表や部品、写真などが並んで、昔の水辺の暮らしぶりがうかがえる。

 館内にある喫茶「みずぐるま」で、店長の芳賀京子さん(68)が自慢する「鍋焼きうどん」を食べた。優しいしょうゆ味でおいしい。喫茶で出会った近江八幡市の鶴房一夫さん(70)と弟で兵庫県芦屋市の章さん(69)は「水車と公園の緑と水の景観がたまらないですね」と話していた。(北川サイラ)