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 大津市の交差点で今月8日に起きた車同士の衝突で、散歩中の園児2人が死亡し1人が重体、園児ら13人が負傷した事故から、22日で2週間が経った。滋賀県警はこの間、園児が利用する散歩コースの道路の安全性を高めるため、車の速度違反の取り締まりや安全運転の啓発活動を強化してきた。

 交通企画課によると、事故の翌9日から交通事故を抑止するためとして、大津、守山、湖南、米原市など11市町で計18回、通学路や園児の散歩コースで持ち運び式のオービスを使い、速度違反の取り締まりを実施した。また10市で計15回、交通安全を呼びかけるチラシやティッシュペーパーを配った。

 22日は、彦根市のJR南彦根駅前で交通機動隊がオービスで速度違反の車を取り締まるなか、彦根署員が地元の城南保育園の4歳児クラスの45人の往復約2・5キロの散歩に付き添いながら、道路脇を歩く園児らに前をよく見ることや端を歩くことなどを呼びかけた。

 引率した保育士の藤野美沙さん(27)は「散歩は園児と地域の人との交流のためになくせない。散歩ルートの取り締まりは心強い」と話していた。(安藤仙一朗)