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 熊本市動植物園(同市東区)は22日、絶滅の恐れがあるネコ科のウンピョウ「イーナ」(メス)が死んだと発表した。来園して間もなく熊本地震に遭い、2年6カ月の避難生活を終えて昨年末からようやく、雲状の文様の美しい毛並みを来園者に披露していたところだった。

 園によると、イーナの年齢は人間なら80代後半にあたる14歳。2016年3月に「よこはま動物園ズーラシア」からオスのジュールと一緒に来園した。一般公開の準備を進めていたさなかに熊本地震が起こり、間もなく福岡市動物園での避難生活を余儀なくされた。昨年10月に園に戻り、同12月の全面開園で一般公開された。

 2月末から肝炎の兆候がみられ、投薬治療などを続けていたが4月中旬からは食欲が低下。5月22日の治療終了後に容体が急変して死んだという。死因は調査中。同園ではウンピョウ舎前に23日から献花台を設ける予定。(白石昌幸)