黒縁メガネをかけたメタボ体形のおじさんが突如、切れのあるダンスを繰り出す。そんなギャップで人気の「芋洗坂係長(いもあらいざかかかりちょう)」こと、俳優の小浦一優(こうらかずまさ)さん(51)はかつて、昼間に激しい眠気があっても、「寝不足のせいだろう」と思い込んでいた。
生活は不規則だった。ダンサーを志して上京後は、1日5~6時間のレッスン。夜は東京・六本木のショーパブで踊って生活費を稼いだ。
1988年に劇団を立ち上げ、お笑いコンビを結成すると、仲間たちと酒を飲む量が増えた。ダンサー時代は身長166センチで体重58キロ。「少しずつ太り出し、60キロになり65キロになり……と順調に増えていった」。途中でダイエットをしたこともあったが、25歳で結婚したころは70キロを超していた。
やがて長男が生まれ、妻から「…
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朝日新聞社会部