英鉄鋼2位が経営破綻 EU離脱問題の影響で不振

パリ=和気真也
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 英鉄鋼第2位のブリティッシュ・スチールが22日、破産手続きに入った。経営不振から英政府などに約3千万ポンド(約42億円)の緊急融資を求めていたが、まとまらなかった。

 同社は不振の理由を、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う不確実性によるものだと訴えていたという。英メディアが同日、一斉に報じた。

 同社は鉄道部材などが主力商品。取引先も含めると約2万人の雇用に影響が出るという。旧国有企業系で、一時はインドのタタグループ傘下にあったが、その後、投資会社の下で経営再建中だった。(パリ=和気真也)

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