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 国際オリンピック委員会(IOC)は22日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、国際統括団体の組織運営などを問題視して2020年東京五輪の実施競技から除外の可能性があったボクシングを存続させる方針を固めた。この方針と、統括団体の国際ボクシング協会(AIBA)を資格停止処分とする案を6月24日から26日までのIOC総会に諮る。

 不透明な財政や、16年リオデジャネイロ五輪で八百長疑惑が上がっていたAIBAに対し、IOCは健全性を疑い、調査委員会を設置。この日、委員会の最終報告を受け、選手救済を最優先することで合意した。予選方式や20年大会の運営面などは、IOCが立ち上げた特別作業部会が6月中旬までに方向性を示す見通しで、座長にはIOC委員で国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が選ばれた。

 IOCはこれまでAIBAへの分配金のほか、東京五輪の準備を凍結。大会組織委員会が受け付け中のチケットの抽選申し込みでも対象外になっている。(ローザンヌ=遠田寛生)