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 山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故で亡くなった会社員上田達(わたる)さん(当時27)の初の写真展が、東京都港区で開かれている。企画した母親の敦子さん(63)=横浜市金沢区=は「息子が生きた証しを残したいという思いからではない」と話す。その目は、来年の東京五輪へとひた走る今の社会を見つめている。

 写真展のタイトルは「ぼくらの名前を呼んでください」。「ぼくら」は、事故で亡くなった9人だけではない。人間だけでなく、自然界のすべての命を大切にしてほしいという思いが込められている。

 会場には、達さんが2008~12年にチベット、モロッコ、ネパール、カンボジアで撮影した風景や人々の写真31点が並ぶ。大樹の木陰を歩く男性、橋の欄干で昼寝する少年、街を見下ろす高所をはうカタツムリ、森の小道を歩く牛……。自然と調和した暮らしが伝わってくる。「効率と利潤ばかり追求する私たちが失ってしまった、ゆったりと流れる豊かな時間を感じます」と敦子さん。

 達さんは、東京都内のシェアハ…

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