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患者を生きる・眠る「ナルコレプシー」(1)

 よく寝る子――。千葉県に住む駒沢典子(こまざわのりこ)さん(49)は幼いころ、まわりからそう思われていた。

 友達と遊んでいても、勉強をしていても、自分の意思とは関係なく眠りに落ちてしまう。

 小学生のとき、かくれんぼをして遊んでいると、なぜか急に眠くなった。「のんちゃん、いないね」。心配した友達がトイレで寝ているところを見つけてくれた。

 中学生になると、授業中にずっと起きているのがつらくなった。「教えてくれる先生に悪い」とは思うが、眠気を抑えられない。ただ、まわりを見渡すと、ほかにも寝ている人はいた。だから、とくに気にしなかった。授業の内容が抜けるだけでなく、試験中に寝てしまうこともあり、少しずつ成績は落ちた。「合唱部の活動を頑張り過ぎでは」と、両親からは部活をやめるように言われた。

 自分の眠気に違和感を覚えたの…

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