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 2017年に惜しまれつつ引退した秋田県のマスコットキャラクター「スギッチ」が、まだ働いていた――。にかほ市と山形県との県境付近の国道7号沿いには、深々とお辞儀をするスギッチが描かれた看板が設置されている。

 県は、スギッチの引退に伴う看板などの撤去には多額の費用がかかると試算。引退時にデザイン者と相談し、既存の標識やのぼりなど計73件(17年10月時点)で、スギッチの掲載を続けると決めた。

 引退後に作られた制作物にはスギッチは使われず、後任の「んだッチ」などが描かれている。県はスギッチの知名度が依然高いことから、昨年度に商標登録の更新もしていた。

 スギッチは07年の秋田わか杉国体の大会マスコットとして登場。国体後は県職員に「採用」され人気を博していたが、デザイン者の意向で「退職」していた。(神野勇人)