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 熊本地震からの復旧工事が進む熊本城小天守の石垣内側から、幕末の慶応年間につくられたとみられる滴水瓦(てきすいがわら)が見つかった。軒を飾る瓦で、大小天守、大手門に使われていたという。オレンジに近い赤に変色しており、天守が焼け落ちた1877年の火災の時、屋根にあったものとみられる。

 春のGWに一般公開し、20日の市文化財保護委員会で報告された。瓦は幅12・5センチ、高さ10センチ。復旧のため解体した小天守東側の石垣の内側にあった。梵字(ぼんじ)の図案が描かれ、作られた時代を示すとされる「慶應」の文字もくっきり。

 熊本城天守閣の火災は、西南戦争があった1877年2月19日に起きた。官軍が自ら火を付けたとの説もある「謎の失火」。その際に屋根に載っていたと推測されており、石垣42カ所が崩落したとされる1889年の地震の修復を旧日本陸軍が行った際、焼けた土や陶磁器などとともに埋められたとみられるという。

 これまで見つかった滴水瓦の中…

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