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 歴史は繰り返すのか。それとも、首相が雪辱を果たすのか。

 5月22日夕の衆院第1議員会館。8階にある自らの事務所に記者団を招き入れた自民党の新藤義孝・元総務相は、国会での改憲論議が野党の抵抗で進まぬことへのいら立ちを口にした。

 「与党内はかなりのしびれを切らした状態だ」

 安倍晋三首相と近い関係にある新藤氏は、衆院憲法審査会で野党側との交渉にあたる与党筆頭幹事を務める。首相が公言した2020年の改正憲法施行に向け、憲法9条への自衛隊明記などからなる自民党の「改憲4項目」を憲法審に提示し、改憲案の国会発議に至る道筋を探る――。その要職への新藤氏の起用は、昨秋の自民党総裁選で連続3選を果たした首相の肝いりだった。

 だが、この間、憲法審が開かれたのはわずか3回。うち2回は手続きのための形式的なもので、残り1回も野党側が要求した国民投票の際のテレビCM規制をめぐる意見聴取にとどまった。「解散風」が吹き荒れ、与野党の対立が先鋭化する国会で、新藤氏らが描いたシナリオの実現性は遠のくばかりだ。

 野党の中でも新藤氏がとりわけいらだちを募らせる相手がいる。22日の与野党協議で、新藤氏のカウンターパートを務める立憲民主党の山花郁夫・野党筆頭幹事が、その人物の名前を口にした。「枝野幸男を参考人として呼ばない限り、協議は認めない」。それは首相にとっての「因縁」の相手の名でもあった。

 首相と枝野氏は1993年衆院…

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