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 納豆の本場・水戸市に納豆ご飯専門店をオープンさせようと、市内のベンチャー企業「株式会社納豆」が準備を進めている。開店予定は「納豆の日」の7月10日。宮下裕任(ひろただ)社長(34)は「地元の人だけでなく、観光客も呼び込みたい」と意気込む。

 宮下さんは水戸市出身。大学院卒業後、通信会社で働いていたが、2015年に納豆ご飯の愛好家らと一緒に「納豆男子」というプロジェクトを開始。一緒に食べるとおいしいトッピングをネットで発信したり、アフリカに納豆を持ち込んでPRしたりしてきた。昨年7月10日、プロジェクトを会社化した。

 店の構想は15年ごろからあった。「新しい食べ方を見つけてほしい」。昨年11月、そんな思いを民間主催のビジネスコンテストで発表すると見事優勝。今年1月に水戸市梅香1丁目にあるホテルに空き店舗を見つけ、準備を始めた。

 店名は「令和納豆」。新しい時代を牽引(けんいん)する、との思いを込めた。県出身のデザイナーが「水戸っぽ」をイメージして、内装を手がけるという。

 昼は納豆ご飯をメインにした定食を出す。オリジナルや全国各地の納豆を7種類、バターやキムチなどのトッピングを10種類月替わりで用意。客は好きな納豆とトッピングを選んで、食べ比べることができる。夜は、日本料理の料理人が監修した納豆料理と酒が楽しめる居酒屋になる。

 なぜ、ここまでこだわるのか。宮下さんは都内で働いていた時、水戸出身と言うと、納豆を連想されることが多かった。「水戸イコール納豆がコンプレックスという人もいるけれど、僕はそのブランディングはすごいと思った」と話す。

 開店準備資金は、クラウドファンディングで募っている。1万円の寄付で600円の定食が一生無料で食べられるパスポートなどユニークな返礼品もある。専用ホームページ(https://faavo.jp/tsukuba/project/3712別ウインドウで開きます)で受け付けている。(益田暢子)