[PR]

 大阪府寝屋川市の中学1年の男女2人を殺害したとして殺人罪に問われた山田浩二死刑囚(49)が控訴を取り下げ、昨年12月の一審・大阪地裁の死刑判決が確定したことについて、被害者の平田奈津美さん(当時13)の遺族が24日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。

 遺族は「このたび、刑が確定したことにはほっとしています。しかし、奈津美が殺された理由や、詳しい事実は結局分からないままとなりました。この点には到底納得がいきません」としており、極刑を望む一方で、真相解明が中断されたことへの無念の思いもにじませた。

 一審で弁護側は「手で平田さんの口をふさいだら首を誤って押さえてしまった」などと主張。だが一審判決が遺体の状況などから、山田死刑囚が2015年8月13日に2人を殺害したと認定したため、被告側は控訴したが、本人が18日付で控訴を取り下げた。(平賀拓哉)