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 18日に大雨に見舞われた鹿児島県屋久島町。県は24日、通行止めになっている縄文杉方面へ続く県道について、6月上旬の仮復旧を目指すとした。夏山シーズンを前に縄文杉の日帰り登山が可能になりそうだ。

 県によると、観光名所の縄文杉や自然休養林ヤクスギランドへ続く県道では、計8カ所で土砂崩れが発生。県道から分岐し縄文杉の登山口へ通じる町道も含め、23日までに道路に堆積(たいせき)した土砂の撤去作業を終え、車両の通行が可能になった。今後は路肩の補強やガードレールを設置するなどして、安全に通行できるようにするという。

 宿泊客のキャンセルが相次ぐなど、観光への影響が出ていることを受け、県は24日、島内の観光関係者ら約20人を被害が大きかった現場に案内し、復旧状況を説明。道路脇の砂防ダムで止まった巨岩を撤去し、空洞になった道路下を補強することなどを伝えた。

 県屋久島事務所建設課の椎原賢次課長は「世界遺産・屋久島の核となる縄文杉などへ通じる重要な道路なので、一日も早く復旧させたい」と話した。(屋久島通信員・武田剛)