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 大相撲夏場所(東京・国技館)14日目の25日、西前頭8枚目の朝乃山(25)=本名・石橋広暉(ひろき)、富山県出身、高砂部屋=が初優勝を遂げた。単独トップで迎えたこの日、大関豪栄道を破って12勝目を挙げ、ただ一人1差で追っていた横綱鶴竜が敗れて決まった。富山県出身力士では1916年夏場所の横綱太刀山以来103年ぶりの優勝力士となり、千秋楽の26日、令和で初の賜杯(しはい)を抱く。

 平幕の優勝は昨年初場所の栃ノ心以来で、三役経験のない力士に限れば1961年夏場所の佐田の山(後の横綱)以来58年ぶり。朝乃山は新入幕から11場所目で、年6場所制になった58年以降では貴花田(後の横綱貴乃花)や曙(後の横綱曙)に並ぶ8位のスピード記録となった。

 朝乃山は富山商高、近大を経て2016年春場所前に高砂部屋に入門。大学時代の実績から三段目100枚目格付け出しでデビューし、所要9場所で新入幕を果たした。幕内11場所目の今場所は11日目に単独首位に立つと、大関や関脇など上位力士を倒して優勝にたどり着いた。

 身長187センチ、体重177キロ。敢闘賞2度。これまでの最高位は西前頭5枚目だった。