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 中学で野球を始めた部員の技術を向上させようと、高知県中学校体育連盟軟式野球専門部が5月25日、高知市五台山の市東部総合運動場で初心者を対象に野球教室を開いた。中学の野球部員はこの10年間で約半数に減少。初心者がすぐに試合に出場する機会が増えたため、専門部は集中的に基本を教える必要があると判断した。

 この日は12人が参加。高知地区の市川才将専門部長が中心となり、6人の教員が指導にあたった。キャッチボールの際のひじの高さやボールの握り方、基本的なバットの持ち方などを指導した。最後は部員たちが順番に打席に立ち、実戦形式で打撃や走塁のコツを覚えた。参加した高知大付属中1年の森沢友登さん(12)は「これまではただ野球をしていただけだったが、正しい理論を学べた。同じように中学で野球を始めた他校の仲間と話せてうれしい」と話した。

 専門部ではこれまで自由な髪形を推奨する「脱丸刈り」宣言をしたり、小学校の放課後の児童クラブでティーボール教室を開いたりして、今年度は11年ぶりに部員数が増加。新入部員のうち、3割弱が初心者だった。市川専門部長は「野球人口増加と技術の向上は並行してやっていくのがベスト。教室で自信をつけてチームに戻ってほしい」と話した。(加藤秀彬)